5歳の男の子と1歳の女の子を子育て中のあずみさん。以前保育士として働かれていたこともあり、たくさんの育児用品に助けられたそうです。
いつもおすすめアイテムの紹介をさせていただいておりますが、今回は「ひょんなきっかけから子どもが自主的にお手伝いを始めてくれた」ということについての体験談を書かせていただきたいと思います。
サンダルの話が出てきますが、サンダルそのものをおすすめする内容ではありません(_ _)おすすめアイテムの閲覧をご希望されていた方は…申し訳ありません…!
ラバーサンダル(製造元や素材によって、他にも樹脂製サンダル、プラスチックサンダルなどというようですね。クロックスで有名な、あの少し大きな、上部に穴の開いたサンダルです。)、これは、我が家では子どもには買い与えないと決めていました。
というのも、何年も前から、エスカレーターにラバーサンダル越しに足が巻き込まれる事故の話や、他にも子どもの足育の観点などからも、疑問視する声が多かった履き物のようで…。
でも、これ便利ですよね。数年前、子どもが小さいからと何気なく私が履いていたのですが、子どもがスーパーのシューズコーナーで「これ(子ども用ラバーシューズ)がほしい」と言い始めてしまい…。
試着して、「脱げやすいから」「保育園に履いていけないから」「こっちのサンダル(通常の)の方がかっこいいよ!」など、可能な限り説得をしてみたのですが…我が子はラバーサンダルが気に入ってしまった様子…。
そこで!今回の本題になるのですが、子どもの満足感と私たちの安心(外では履かせない)の折衷案(?)として、その時思いついたのが、「ベランダでなら履いてもいいよ」という方法でした。
当初、ベランダでシャボン玉やちょっとした水遊びの際に…くらいの気持ちだったのですが、サンダルへのこだわりが強かった息子。自分で「もっと履ける方法」を考えたのでしょう…それが、なんと「洗濯のお手伝い」だったのです!
たしかに、私は毎日ベランダに出る際に無意識にベランダ用のスリッパを履いています。それが、息子にとっては「ベランダスリッパ=僕のお気に入りのこれ!」ということだったのでしょう。
かぱかぱと履きながら、カゴを持ったり低い位置のハンガーに服を掛けようとがんばってくれたり、飽きることなく毎日頑張ってくれました!
しばらく様子を見て、ご褒美と言うほどでもないですけど、「ベランダだけ」という約束でしたがマンションの下の郵便受けやゴミ捨てに同行する時などにも履いてもいいことにすると、なお意欲アップ!
4歳になり、さらなる成長が。何気なく100円ショップに行くと、自分のと同じ大きさのサンダルを手に取り、何やら容器コーナーへ…。「家にあるし買わないよ!」と慌てた私もびっくり、なんと、写真のように「片付けボックス」を見つけに行っていました。(ちなみにこれは、元々家型のゴミ箱として売られていた箱です。)
そのライフハックというか応用力にも驚きましたが、なぜ普段出しっぱなしのサンダルを片付けようと思ったかを聞いてみると「何回もママが洗濯を持って通るから使わないときじゃまになってはいけない」ということと、「台風接近の時に外の履き物を片付けてるのを見て」ということで…!これにまた驚かされた私たち!
今では1歳の妹に振り回され、歳が上がりやることも増えてなかなか毎日一緒にベランダでお手伝い…とはいかなくなりましたが、まさかサンダルから子どもの成長がたくさん見られるのは、今振り返ってもびっくりです。
でも、今だから思うこと。これは別にラバーサンダルというものが魅力的だったというだけでは無いと思います。3歳頃という時期に、「ママと同じ物を使ってみたい。でも、いろいろな理由でそれがむずかしい…。どうすればお揃いができるだろう?」みたいなことを、息子なりに考えてくれたのかな?と思いました。
「大きくなってきたし、そろそろお手伝いをしてほしいなぁ」そう考え、どのようにお手伝いを始めてもらうかに悩むママは多いようですね。さまざまな育児本の情報や声かけのアドバイスを見るのももちろんアリだと思います。
でも、(自分で書くのも恥ずかしいですが)子どもはママが大好きです。我が家のように、もしかしたら、「ママと同じ物を持てる」ということが喜びや意欲につながる場合もあるかもしれません!
エプロン、布巾、ホウキ…なんでも良いと思います。ふとしたきっかけから、「やらされるお手伝い」ではなく「やりたいお手伝い」が始まるかもしれません。
「○歳だからこれをさせなきゃ…」と肩に力が入りすぎるのも、私もそうでしたが、なんだかしんどいですよね…。
全く期待をしていなかった言動の連続に、そんな力がふっと抜け、息子がもっと愛おしくなった…。ただのそんなエピソードですが、子育ては時にそんなこともあるかと思います。
参考になるかわからないですが、「お手伝いのきっかけ」の一つの体験談として読んでいただけたら嬉しいなと思い書かせていただきました。
