小学校3年生の男の子と5歳の男の子を子育て中の30代前半の女性ハンカチさん
入学すると、一人で歩いて登下校します。朝、家を出る時間も早くなるし親元から離れていく第一歩です。慣れてくると新しいお友達も出来き、放課後遊ぶ約束をして帰宅します。
一体いつ頃から親なしで子供だけで遊ぶのでしょうか。住んでいる場所や環境、その子の性格によって遊びだす時期も違います。家庭によってルールも違うので迷う事がたくさんでした。
曖昧な遊ぶ約束
まず、その遊ぶ約束は成立しているのか。入学したての頃、超ご機嫌ニッコニコで帰宅した息子。「今日〇〇君と遊ぶ約束してきた!」とても嬉しそうに言うのです。これが彼の初めての遊ぶ約束です。
だけど、約束は果たして成立しているのか?話を聞いてみると「おやつ食べて公園集合!」それだけです。
困った事にこの時代、クラスの連絡網も無ければ、家の電話が無い家庭がほとんどです。親の携帯を知らない限り連絡の取りようがないのです。
話の内容からこの約束は成立していないと思いましたが、もしかするとお友達が公園に来ているかもしれません。公園に確認へ行きましたが、お友達はいませんでした。
息子の初の遊ぶ約束はこれにて終了。と思いきや、毎日のように曖昧な遊ぶ約束をしてくるのです。
私はこの時の息子には子供だけで遊ぶのはまだ早いと思っていたので、遊ぶ約束をしてこないように話ましたが、息子はどうしても子供だけで遊びたいと言うのです。
「もう小学生だし、一人でどこへでもいけるから!」と言うのです。そういう考えだったとは思いませんでした。親なしで登下校する事で変に自信がついていたようです。
遊びには行かせてあげたいけど、この子を一人で行かせるのはまだ早い。住んでいる環境が、近場に公園もなく、交通量は多いけど、裏道に入ると人気のないような場所でした。新1年生が一人でウロウロするには心配でした。
1学期の間は遊ぶ約束が成立しているか分からなくても、私がその場まで送っていきました。なかなか上手く約束出来ず、約束する回数は減ってきました。一体どんな約束をしていたのでしょう。
門限に帰ってこない
通学班にも慣れてきて、近所の上級生と遊ぶようになった息子でしたが、問題だらけでした。上級生達は面倒見も良く優しくて、最初のうちは息子の門限になると自宅まで送って来てくれていました。
慣れてくると、息子は自分の門限になると自分で帰るという遊び方をしていました。その時の息子の門限は17時。6年生の門限は18時でした。
さらに慣れてくると息子は17時に帰宅する日がどんどん減り、勝手に上級生のお家にあがって遊んだりしていました。その都度私の雷が落ちていましたが、あまり効果がありませんでした。
このままではいつか危険な目に合うと思い、遊ぶ事を禁止にしましたが逆効果。家の中で荒れる荒れる!やっぱり男の子だし、外で思いっきり遊びたいよね。一応ルールは今までもありましたが、息子と一緒にもう一度お外へ遊びに行くルールを作りました。
我が家のルール
- 習い事のある日は約束しない
- 門限17時(季節によって変更あり)
- 外遊びは小学校
- お母さん同士が知らない子のお家には遊びにいかない
- お母さんに言った場所と別の場所に行かない
を大まかなルールにしました。
宿題問題もあるのですが、量など見て臨機応変に対応する事にしました。時間に関しても、腕時計を持たせた事があったのですが、遊びに夢中で気づかないので、外遊びは時計のある学校という事になりました。
ルールを守り楽しく遊べるように
こんな感じで1年生を過ごしました。2年生になると同級生の子達も放課後遊ぶ子が増え、約束もきちんと成立しました。
門限に関しても1年生の時、私の雷がたくさん落ちたからか、とことん話し合ったのが良かったのか、門限に帰宅するようになりました。
息子は口で言っても分からないタイプで、実際に自分で経験して学んだのかもしれません。しっかり振り回されて、たくさん心配しましたが、何も起こらなくて良かったです。
家庭や年齢によって、放課後遊びに行かせる基準やルールは全く違います。1年生になった子供、そして親も分からない事だらけです。連絡網が無いって不便なんだなと思いました。1年生で自由に遊びまわっている子は少ないようにも思えました。2年生以降は、楽しく遊んで過ごせています。
遊びには行かせてあげたいので、一方的なルールではなく、子供と学校のお友達の様子も聞きながらルールを作ると温かい目で見守れると思います。