5歳の男の子と1歳の女の子を子育て中のあずみさん。
現在、新型ウイルスの感染拡大防止のために、全国の多くの学校や幼稚園が休みになっています。
息子が通っている保育園は、現在通常通りに開園しているのですが、もちろん、近隣の小学校・幼稚園などは休校(休園)中です。
(我が家の子どもは、上の5歳息子は保育園児で、下の1歳娘は未就園で常に家にいます。私は在宅ワーカーです。)
保育園は開いているものの、日々全国で新型ウイルスの感染者が増える状況に、ついに保育園も「できるだけ自宅保育をお願いします」という流れに。
私が基本的に在宅している我が家の息子も、「登園を控えた方が良い(任意ですが雰囲気的に)」ということに。
実際、私自身も保育園という集団生活の場に不安がないわけではないので、「お友だちと遊びたい…」という息子には申し訳ないですが、しばらく基本的には自宅保育をすることにしいました。
下の子はまだマスクもできないので、「空気の流れがあり混雑していない公園ならOK」という見方をニュースで見ても、基本的に公園には行っていません。
また、大通り近くのマンション(敷地内に外遊び可能なスペースなし)に住んでいるため、自宅の庭や家の近くの公園外の場所で遊ぶということもできません。
いわば、私が一人で子どもを見ることになる平日は、ちょっとした買い物以外はすべてインドアな過ごし方となるわけです…。
5歳の男の子。体力を使うこともできず、暴れてしまっても仕方が無い状況かもしれません…。
しかし、幸いなことに、息子はストレスをためるどころか、むしろその状況を楽しんでくれたようです!
この期間に「子どもにとって少し特別な過ごし方」をすることで、約2週間家でいろいろな思い出をつくることができたと思います。
時間があって、外に行くという選択肢がない今だからこそできたことや、やってみようと思えたこと。
今SNSなどで、「#休校中の過ごし方」というのを発信・検索されている方が多いようですが、持て余してしまう今だからこその、我が家流の5歳児版のそれを紹介させていただきます!
簡単にできることが多いので、良かったら試してみてくださいね。
連ドラやバラエティ・ネットTVを見る
まず、「たっぷり時間がある」という時には、私たち大人でも「見たかった映画を借りてみよう」・「撮り溜めたドラマを見よう」といった、番組視聴を試みる場合が多いのではないでしょうか。
これは、我が家の場合は、息子が2~3歳頃からは息子がいる時間には難しいことでした。
私が見ている→「僕も!」と興味は持つ(真似をしたがる)ものの、内容がわからなくてすぐに飽きてしまいます。
時間をおいて次の話を見ると「前回の続きから」ということが理解できないなど、「どういうこと?」「なにが面白いの?」と、質問攻め。
結局子どもは関心を無くしずっと話しかけられたり「つまらない」と騒がれるとこちらも腹が立ってしまい…諦めていました。
でも、この度、息子は私が好きな男性アイドルグループの歌や出演作に以前から関心を持っていたので、思い切ってメンバーが出演している映画を1つ見せてみることに。
(子どもにもわかりやすいけれど、対象年齢は小学校高学年以上くらいからかと思います。)
正直「私と話を合わせたい思いがあるだけで、2時間大人映画は飽きるだろう」と思っていたのですが…。
なんと、最後まで流れを理解しながら視聴完了…!感想を聞いてみると、きちんと的も射て楽しんでいることがわかりました。
「気づかない間に大人の話も多く理解でき、長い時間集中したり、人間関係や伏線なども頭の中で処理できるようになったんだな…」と成長にしみじみとなりました。
そして、この休みを利用して、DVDをまとめてレンタルしたりネットTVを活用して、10話前後の連続ドラマを2本見切りました…!
子どもが関心を持つこどが前提ですが、見せすぎを防止しながらでも、1日2話ずつくらい
を目安に見ていくと、これで2時間前後は一緒に楽しんだり少し家事をすすめたりできました。
我が家の場合ですが、今回連ドラを見せるにあたって、次のことを意識してみました。
- 私が見たことがあるものにすること!
- できるだけ一緒に見ること!
こちらは二度目になるので少し飽きますが、母のオススメ作品ということで子どもは興味を持つ・わからない部分は説明してあげられる(全体の流れも含めて)・見せたくないシーン(男女関係や暴力的なシーン等)の有無があらかじめわかっている、といったメリットがあります。
見せっぱなしでずっと用事をしたり放っておくと、息子にとってそれは特別感ではなくなってしまうと思いました。
「保育園に行けない分特別な時間を作ろう」ということを始めに話していたので、「普段とは違うことをママと楽しんだ!」という記憶を作ってほしかったです。
でも、下の子を構ったり家事をすすめながらも可能なので、同じ時間・話題を共有しながら用事もできて結構良かったです!
日頃から子ども番組プラスドラマやネットTVまで…とはテレビの見過ぎになってしまいそうでなかなかできないので、「こういう機会にタイミングを作ってみるのもいいかな」と思いました。
「子ども番組以外も面白いんだ」というのは、見せすぎは×にしても子どもの世界観を広げるので良かったと思います。
もちろん、お笑いやバラエティ番組、その他でも基本的になんでも「じっくり見て聞くことで楽しさがわかる」という大人番組を活用してみても良いかと思いました!
お兄ちゃんだけ特別!幼児向けドリルにチャレンジ!
我が家は、“こどもちゃれんじ”などの幼児教材の受講などはしていません。
我が家の考え方ですが、たとえば「ひらがなの教材が届いたときがひらがなのスタート」ではなく「子どもの関心が向いたときがスタート」だと思ってやってきました。
なので…具体的に何歳でどう知育をすすめていくのが一般的なのかは、正直わからず…。
これまでにも幼児向けドリルを数冊買ってみては、どれも中途半端なまま終わってしまったりしていました。
たとえば、ひらがななら、良く言えば「ドリルを完遂する前に別の方法・タイミングで全部覚えた」ことになります。
でも、逆に言えば「字形や書き順は雰囲気で理解した気になっているだけ、読めるがきちんと書けない状態」なのです。
これまでは、それでも「がんばって覚えてすごいね」と褒め、間違った字を書いていても(たとえば「ほ」の最後の一角が上に突き出している等)「まだ4歳だからいいよね」と、楽しく書かせることを優先し、細かく指摘をしないようにしていました。
でも、息子も来月には年長児。まだ字形のマスターは必須の段階ではありませんが、年明けくらいから夫婦で「そろそろ正しい字を教えないとね」等と話し合っている段階でした。
でも、これまで褒められていたものを急に直されると…息子にだってプライドもあり、「なんで」「字を書くなんて楽しくない」となってしまうかもしれません…。
正しく理解し、自信を持ってやってもらいたい。でも、本腰を入れて教えるにはこれまでの生活では不都合な面も多くありました。
保育園に行っている生活ではそもそも家にいる時間が少ないですし、家で過ごす時間にはドリルよりも外遊びや夕方の子ども番組、土日は家族でお出かけやパパと遊びたい、等…。
なので、「小学校に上がるまでになんとかなれば良いかな」と思っていたのですが、そんな今、この状況…!
「時間はあるけれど、外には行けない!」そして、赤ちゃんの妹と長い時間を過ごす中で、一緒にも遊ぶけれど「お兄ちゃんだけ特別なこともしたい!」という気持ちが芽生えているようで、機会としてはバッチリ…!
なんといっても、上のように番組視聴や他の遊びでやりたいことをやっても、十分に時間が余るのです。
そんな時に、ニュースでお兄ちゃん・お姉ちゃんたちが学童保育や自宅で学習に取り組む様子や、同じくニュースで「ドリルの売れ行きが良い」という話題を見た息子。
「小学生のお勉強やってみたい?」と聞くと、息子の答えは「うん!」!
さらにちょっと揺さぶりをかけてみます。
「ドリルって、もっとお兄ちゃんがやるお勉強だと思うけど、○○(息子)にできる?」「うん!」
「難しかったら途中で“やーめた!”ってする…?○○小さい頃すぐやめちゃってたけど…?笑」「そんなこと言わない!最後まで頑張る!」
前向きな成長ぶりです(笑)。もちろん、頑張ったご褒美にはシールを貼ったり最終ページに付属している賞状がもらえること等も伝えて、じっくり「お兄ちゃんタイム」に突入することができました。
土日なら、たとえば私が息子の勉強を見るなら夫が娘と遊ぶので「僕も遊びたい…」と気が散ってしまうことも多かったのですが、今は逆です。
頑張っているお兄ちゃんはママとマンツーマンで、その間妹は基本的に一人遊び…!
もちろん、勉強だけに傾かないようにこちらも息抜きや声かけは工夫しながら頑張っています。
一般的な幼児の学習時間・方法とは異なるかもしれませんが、このように、現在2日に一度くらいは机に向かってひらがなや時計のドリルに集中して取り組むことができるようになりました。
息子の中の苦手分野が少しずつ克服されていくので、こちらも嬉しいですし、息子もどんどん自信がついてきたようです!
我が家は時々「お兄ちゃんだけ特別」という時間も大切にしているつもりなのですが、これまでは、遊びや外出といった完全なお楽しみが多かったです。
でも、年齢的にもそろそろ学習面も気になってきた頃だったので、これを機会に就学に向けて「勉強してわかることが増えると楽しい!」というお兄ちゃんな感じもどんどん感じてもらえるようがんばっていきたいと思いました。
最後に
お休みの過ごし方。他にもいろいろやってみているので、残りはもう一つの記事に書かせていただきます。
今回は「5歳のお兄ちゃんに特別感を感じてもらう」ことを意識してやってみたことを挙げてみました。
良かったら、もう一つの方も読んでみてくださいね。

