5歳の男の子と1歳の女の子を子育て中のあずみさん。
前回の記事(↓)では、兄妹2人を自宅で見つつも「5歳のお兄ちゃんに特別感をおいた過ごし方」として、「年齢以上のことを継続的にゆっくり取り組んでみる」といったことを紹介させていただきました。

今回は、その他、1歳の妹も一緒に過ごしながら楽しめた、「家での長い一日を楽しむ工夫」をいくつか紹介させていただこうと思います。
「体力を持て余した幼児との家での過ごし方のネタが尽きた…」とお悩みの方に、少しでも参考になるものがあると嬉しいです。
一緒に昼寝、体力回復とストレス解消に
5歳(4歳児クラス)の息子は、保育園でのプログラムとしての昼寝はもうしていません。
でも、やはり年齢や個人差もあるかと思いますが、夕方眠そうな日が多いです。
でも、選択できるようにすると「昼寝はイヤ」の一点張り。でも、家でだとその間(妹が寝ている間)静かにしておく必要があります。
結局、歳の差兄妹で上に申し訳ない部分でもありますが、その間できることは限られるわけです。しかも、寝かしつけで私もリビングにはいません。
登園自粛が始まって、初日は「昼寝はしない」と言っていた息子ですが、やはり「好きに遊べない上に一人だし正直眠たい気持ちもあるし…」と感じたようでした。
2日目、誘ってみると、嬉しそうに一緒に寝室に行きました。
日頃集団生活をしている年齢の高い幼児が「寝ない!」と言う場合、本人が眠くない場合ももちろんあります。
でも、正直「昼寝をしない方がお兄ちゃん(お姉ちゃん)っぽい」「眠たそうにしているとお友だちに笑われる」といった、大人にはわかりがたい事情があることも多いかと思います。
「“一緒に寝たいな~”と言うと大人しくついてくる」「結局休日は眠たいのか昼寝をさせると喜ぶ」という子どももけっこう多いようです!
特に、我が家のように下がいると、上が寝ないのであれば必然的に一人で静かに遊んでいてもらうことになります…。
我が家は電子ゲームを与えていないのもあってか、息子は一人で音に気を遣ってまでやりたいこともないようで…。
それどころか、普段なら夜しか一緒に寝れない(夜は早く寝るためにほとんど寝室で話をしません)のに休日なら布団でちょっと笑い合いながらママ・妹と寝られる!というのを喜んでくれているようです。
朝があまりに遅かった日は昼寝をしない時もありますが、ここのところほとんど1時間程度は昼寝をしている息子。
結局、まだ幼児の子どもですし、眠気もあって当たり前。外に出なくても、なんだかんだパワーを使い、刺激を受け、昼食後には「寝ても良いかな」くらいには疲れているのですね。
昼寝を肯定的に誘い、一緒に寝る(「寝てきなさい」では多分我が子は寝ません…)。
結果的に、それで夕方の眠気ゆえかのイライラ(平日多いです)も減り、健康維持にも役立っているように思います。
今、ちょっとした風邪とかであまり病院に行きたくないですもんね…。
我が家の場合…私がだらけて「お昼寝幸せ」とか言っているからかもしれませんが…(苦笑)、正直、「ママと一緒に寝られるのならそうしてもいいかな!?」と思う子どもは多いはず…!
自分も楽ができ、午後の一時の過ごし方、一日の中にある意味メリハリができ、短時間なら夜の睡眠にもあまり響かないことが多い等…。
「今だけ」にしてもメリットは多いかと思います。
寝ないかもしれませんが、「一緒に寝ない?」と誘ってあげると、「えー」と言いながらも乗ってくれるお子さんも多いかもしれません♪
ベランダでピクニック
我が家はマンションの一室なので、庭がありません。また、マンション内に遊歩道やグリーンエリアもありません。
気分転換に外に出たいですが、公園や外食はまだちょっと怖かったので、少し気分転換にやってみて良かったのが、ベランダでピクニックでした♪
気候が良い日にベランダにレジャーシートやアウトドアテーブル等をセットし、昼食を食べる。
ただそれだけですが、5歳息子も1歳娘も喜んでくれました♪
逆に、ベランダで食事となると、公園や外食以上に普段やらないことであるだけに、特別感を感じてもらえたかもしれません。
工夫としてやってみた点は、
- ベランダピクニックを計画している日(天気予報を要チェック)は、洗濯物を室内干しにしておくことで広々使えた!
- サンダルや小物を下に落とさないよう、事前に柵にネットや対策を!(我が家は上の子産後すぐにやっていたので、そこは気にせずできました)
- お弁当やおにぎりを作ると、より雰囲気がアップ!
- 1歳児はレジャーシート+バンボで安定して食事&日光浴ができる!
- 食後はシャボン玉や(もう少し暑い日ならば)簡易な水遊び等も楽しいかも!
- でも、ベランダはマンションの共有部。汚れや音や…近隣の迷惑にならないよう、マナーを守って楽しむことも、子どもと一緒に考えながら、みんなが気持ち良い気分転換を♪
こんな感じのことを意識しながらやってみました。
準備~終了まで1時間くらいですが…、毎日の昼食が、ちょっとスペシャルなテラス席に(笑)。
日光浴もできるので、気分転換に加えて1歳娘の寝つきもアップしたように思います。
こういった簡易アウトドアテーブルを1つ持っておくと、アウトドアはもちろん室内やベランダ遊びにも幅が広がるかと思います。

もちろん、子どもの落下防止の見守りは必須ですが…!
アウトドアと違ってすぐに室内につながっているので準備や片付けが楽ですし、普段にメニューでOKですので、ママ自身の気分転換にもなるかもしれません♪
いろいろな道具でピタゴラスイッチ
Eテレの人気番組“ピタゴラスイッチ”。読んでいただいている方々はもうおわかりかと思います。
家にいる、時間がある…。5歳位にもなると、じっくり一つのことに「夢中になって取り組んでみたい」という気持ちが芽生えていることも多いですよね。
保育園や幼稚園で、壮大な物を作ろうともなると、基本的には共同作業、そして時間制限が…!
集団生活の中で学べることも多いので、それはそれで良いでしょう。
でも、このように自宅で親子がじっくり向き合える時間がある時には、ぜひ「我が子の思った物を思った通りに」作らせてあげたい…。
そんな今、我が家で息子が熱を入れているのが、「ピタゴラ装置作り」です。
日頃と違うことは、廃材を可能な限り提供してあげ、「他のおもちゃにセロテープを貼る」「本を積んで装置の一部にする」という工夫等も、危険でなければ基本はOKとすることに。

普段であれば、私は「そこに貼らないで!」「本は立てる物じゃない…!」とついつい言ってしまうのですが…。
この機会は、そうした私自身が子育てを見直す機会にもなりました。
手伝えるところは手伝いつつも、やはり素人&幼児が作る装置は基本的にすぐに壊れてしまうのですが…
それでも「次はこうしてみよう!」と意欲的に取り組む息子の姿や、成功した時の喜びを共有できる体験は、私にとっても財産に♪
ピタゴラ装置は我が家の場合赤ちゃんの心も惹きつけるようで…!
基本は、私と上の子だけが遊んでいるとやきもちをやく1歳娘ですが、装置を組んだり玉を転がす際には、じっとその様子を見たり声を上げて応援してくれます!
あれは、これまでは「テレビで見るもの」だったのですが、今では「工夫して作るもの」に。
我が家には、4歳の頃息子の希望で購入していた「くみくみスロープ」という玉を転がす道を作るブロックがあります。

当時も「ピタゴラスイッチ♪」と言いながら楽しんではいたものの、空間を想像する力もまだ乏しくすぐに諦めていた息子。
赤ちゃんが小さな玉を誤飲するのも危なかったし、「どうせやらないし」と数回で封印してしまいました。
でも、この度自分で廃材や家にあるもので工夫をして装置を楽しんだ息子は…。
驚くほど玉の軌道や空間を捉える力…なんというか、この手の考える力や意欲が格段に上がっていて…!
久々に出した「くみくみスロープ」の大半のパーツをつなぎ合わせ、壮大な装置作成に成功!
ピタゴラスイッチを真似した遊びは一例ではありますが、このように、普段なかなかやらせてあげられない思い切った遊びも、今だからこそできるかもしれません。
そして、それを通して子どもの成長を感じられるかもしれません♪
とりあえず、大人にとってはゴミとなる廃材も…子どもは驚くほど想像力を駆使して“宝”のように使ってくれたりします。
良かったら試してみてくださいね。
クッキング
息子は、元々クッキングに興味があり料理のお手伝いもよくしてくれていました。
そんな息子に、準備や作業に時間をたっぷりかけられる今は、これまでさせてあげられなかったことも私自身心にゆとりを持ってさせてあげることができました。
たとえば、関西在住の私は時々当サイトの記事に書かせていただいているのですが(笑)、“たこ焼き”を作る際にも、今まで以上に息子に作業を頼んでみることに。
具体的には、これまでは「時間も限られているし」と、ある程度大人が形を整えた八割方焼けたたこ焼きをくるくる回す、という作業を手伝ってもらっていました。
でも、今回はプレートに生地を流し込んだあとは基本的に息子にお任せです♪
具を穴一つ一つに入れ、ピザチーズをちらし、様子を見ながら生に近い生地を半回転させ…何度も繰り返し繰り返し、こんな感じに♪
たこ焼きは、生地の作り方や流す分量を間違えなければ、失敗の少ない料理だと思います。
5歳児、(全部やるのは)はじめてでも、このように本人大満足の仕上がりになります♪

子どもも、自分の作ったものはより美味しく感じたようですし、「またやりたい」と大はしゃぎ!(妹にもあげられるのも嬉しいようでした!)
クッキングのお手伝いなら何でも良いと思いますが、もし時間が持て余して親子ともにイライラ…失敗されたり汚されるのはイヤ…という場合にも…
たこ焼き器を使った、たこ焼きやベビーカステラ風(ホットケーキミックスでできます!)等のクッキングなら、食べるのも含めて休憩もしながら 2時間程度は楽しめますよ♪

他にも、この機会に包丁にチャレンジ、クッキー作り、もっと難易度の高いものも…!と、ご家庭やお子さんの状況に応じて、何でも楽しめるかと思います♪
この機会に、いつもの家庭の味のプロセスをじっくり教えてあげるのも良いかと思います。
頼まれたお手伝いばかりではなく、子どもに主体的にやらせてあげることで、日頃料理に関心を示さない子や男の子でも楽しんでくれるかもしれませんね。
最後に
いかがでしたか。このように我が子は基本的に屋内でも飽きることなく楽しく元気に過ごしてくれています。
これは、5歳と1歳という年齢差や子どもの個性を踏まえての我が家が試してみた例ですが、基本的にお金もあまりかからないですし、ママ(私)自身も疲れないのは大きいです(笑)。
もちろんこれからも、地域や状況によって変わっていくかもしれませんが、子どもが通学や登園できない時間もあとわずか…なはず…!
この機会に、普段の土日とはまたちがったそれぞれの“休日”を、親子で楽しんでみてくださいね。
