6歳の男の子と2歳の女の子を子育て中のあずみさん。
コロナが流行しはじめ、荷物の配達やデリバリー等、宅配業の方々が多忙になったのは誰もが知る話かと思います。
実際、我が家ももとからネットショッピングはよくしていましたし、時々デリバリーも頼んでいましたが、特にこの夏はステイホームと猛暑もあって普段以上に宅配に頼っていたと思います。
「楽(ラク)」の一言で済ませてしまえばそれまでですが、最近特に「人とのつながりの大切さ」や、「大変な中でも働いてくれている方への感謝」も感じています。
なので、物流という便利さを利用しつつもその奥の人への思いやりも忘れてはいけないと感じました。
しかし、ご時世柄「非対面受け取り」が便利で安心なのも事実…?
毎回ではないですが、非対面を推奨しているサイトや選択式のサイト(通販サイト等)を経由で購入するときは、利用しています。
しかし、個人的な感想ですが、在宅しているのにもかかわらず「玄関前に勝手に置いておいてください」スタイルではあまりにも素っ気ない…対面でできるお礼も伝えられないと思いました。
宅配業者の方はそれが仕事ですし、「いちいち細かい」と思われる方もおられるかもしれませんが…。
ここからは、我が家が非対面でも業者の方の負担を少しでも減らせたり、「気持ち良く働いていただければ良いな」と考え実践していることです。
玄関前にレジャーシートを敷いておく
まず、可能な限り玄関前にレジャーシート等を広げておき、そこに置いてもらうようにしています。
業者によっては紙やビニール等で荷物置き場を都度作ってくれるようですが、ありがたいですが業者の方の滞在時間や作業量、コストが増えてしまいます。
なので、我が家は在宅時に非対面受け取りを希望する場合には、シートを敷いて目印になるようにしています。
我が家もですが、マンションや集合住宅の場合は、他の方の邪魔にならない範囲で、短時間(時間を指定している場合、指定時間の少し前から配達完了まで)がおすすめです。
飛ばないよう角を靴や簡易なもので押さえておくとより安心です。
ネットショップの宅配備考欄がある場合には、事前に目印を記載
たとえば、自分にとっては「○○○号室(自宅)はエレベーターを降りて右奥」といった動線が当然でも、宅配の方にとってそれは当然ではありません。
また、我が家同様に最近ではシートを敷いたり荷物置きを作られている家庭も見かけます。
そして、非対面ではそれを客側が希望したにもかかわらず、「勝手に置かれた」「置き場所が気に入らない」等クレームを入れる方もおられるようです…。
我が家では、注文時に配送に関する備考欄がある場合には、「玄関前のブルーのシートの上にお願いします」等と書いています。
簡素に書けば「シート上に希望」で伝わるかもしれませんが、「お願いします」はたった6文字(読む方の負担にならない短文)で感謝の気持ちを伝えられるので、私は入れるようにしています。
非対面でも、インターホン越しやメモでお礼を伝える
荷物を置かれる前後にインターホンでお知らせをしてくれる所や、先にインターホン&後にメールで配達完了のお知らせが入る所等、非対面の荷物の置き方も業者によってさまざまです。
希ですが、何度かあいさつができないうちに荷物配達が完了していたこともありました。(マンション内を順に回って忙しかったのかもしれません。)
なので、インターホンで「ありがとう」を伝えるのはもちろん、非対面をあらかじめ希望している際には、シートの近くに簡易ですがお礼に言葉を掲示しています。
宅配ロッカー(宅配ボックス)にお願いすることも
また、対面受け取りの場合でも、不在時には丁寧に何度も足を運んでくれる所もあります。
小さな荷物でも、手渡せるまで来ていただけるのはありがたいのですが、特に今の時期はご負担になっていると申し訳なさも感じます。
なので、最近では備考欄等に書ける場合には、「不在時は宅配ロッカーにお願いします」と書いています。
「このマンション宅配ロッカーあるじゃん…」は住人だからこそ当たり前のことであり、その存在を知らない業者の方もおられます。
また、これもなんだか…という感じですが、宅配ロッカーがあるからそこに入れたら「手渡せ」というクレームもあるのだとか…。
なので、私は「宅配ロッカーがあります、そこに入れていただければ(手渡しでなくとも)ありがたいです」という意思表示として書かせてもらっています。
実際、ユーザー側にも再配達を頼まなくても良いというメリットもあるかと思います。
適当な日時指定をしない、日時指定をしたらその時は家にいるように
そして、これも当然ですが、日時指定は相手(宅配業者)の予定を左右します。
選択する際は自分が確実に受け取れる(非対面でも玄関先まで安全にお願いできる)時間を設定し、また注文完了した後には可能な限りその時間は在宅しておくことが大切だと思います。
子どもにも伝わったこと、伝えていきたいこと…。小さな心がけを一緒に考えた日々
これらは、我が家で私が最近実践していた「荷物の受け取り方」であり、はじめは子どもに対して教育的な視点なんてもっていませんでした。
でも、(それだけ我が家が物流に頼っていることが明るみになりますが…)何度も繰り返しているうちに、6歳息子もいろいろ考えるようになったようです。
(よくエリア担当の同じ方が来てくれるので)「あのお兄さんいつでも来てくれるけど、大変じゃない?」
「暑いのに重いのもってきてくれたね」
インターホンに映る方の姿や、手渡し時によく見ているようです。
そんな息子は、自然と「ありがとうございました」と一緒にお礼を言ったり、シートに掲示しておくお礼のカードに飾りを書いたりしていました。
ネット注文でも、勝手に商品が送られてくるのではなく、見えないところでたくさんの人が動いてくれていること。
暑さ寒さや荒天の中でも配達してくれる方がいることで我が家だけでなくたくさんの家や施設が助かっていること。
そのようなことを、私に可能な範囲で息子に話してみることにしました。
あまり押しつけがましくなっても…とは思いますが、今の社会の現実や、今後子どもが大きくなっていくとさまざまなサービスを自分で利用していくようにもなっていくので、社会の仕組みの一部やその原動力(マンパワー)を知って欲しいと思いました。
ゴミの収集や、街の環境整備、お店、物流…快適な生活は、さまざまな方のお仕事・努力で保たれています。
テレビで見る明らかに大変な医療現場はもちろんですが、息子もさまざまなところで「お仕事」について考えてみたようです。
宅配業者の方へのお礼もそうですが、スーパー等でもむやみに商品を触ると「お店の人が直すの大変になるから」と気になるお菓子等も勝手に触らなくなったり、
小さな変化ですが5~6歳なりにいろいろと一歩相手の立場を考えた思考ができるようになったと思います。
おそらく、家だけでなく、保育園でも今の社会からいろいろ考える機会や話があったり、テレビ等も見ているので、いろいろなものに影響されているのだと思いますが…!
たまたまですが、我が家では宅配(非対面という新しい生活様式や宅配の機会が増えたこと)がきっかけになったので、親子で取り組んだり大切にしていることを書かせていただきました。
