1歳9ヶ月の女の子を子育て中の30代前半の女性M.Mさん
娘が1歳7ヶ月頃に、気に入らないことがあると物を投げるようになった時期がありました。使っていたおもちゃを急に床に叩きつけたり、飲み物が入っているコップを投げて中の液体を床にぶちまけたりしていたのです。
私は物が床に散らかるたびに嫌な気持ちになりました。しかし、娘なりになにか理由があってこのようなことをするのだと感じてはいました。きっと自分の思っていることが上手くいかないと言葉ではなく態度で表現しているのだろうと思ったのです。
まだ幼いので言葉では表現できないのなら、親が子を良く観察して何を考えているのかを推測してみる必要性を感じました。そして、まずはどんな時に物を投げているのかをチェックしてみることにしたのです。すると、2つのことが分かってきました。
娘が物を投げる理由
1.寂しいと感じた時に物を投げていた
娘がどんな時に物を投げているのかを観察をしていたら、大体が寂しいと感じた時に投げていることに気が付きました。かまってほしいのに親にかまってもらえなかった時に、寂しさの発散として物を投げていたのです。
絵本を読んでほしいのに母親が忙しそうにしていてダメだったので、絵本を床に投げていました。一緒におもちゃで遊んでほしいのに父親がスマートフォンに夢中で気が付かなかった時には、たくさんのおもちゃを床に叩きつけていました。
2.物を投げることがマイブームになっていた
寂しい時以外だと、ただ単に物を投げるのが面白いのでやっている場面もありました。物を投げると、どのような感じで落ちていくのかを確かめるのが楽しく感じていたようです。
食事の時に飲み物が入っているコップを床に投げていた時も、液体がどのように落下していくのかを観察して面白がっている様子でした。そんな娘を見て、好奇心が旺盛になってきたのは成長してきたからなのだなと妙に関心した自分を発見したものです。
しかし、飲み物を床にこぼされては困るので、汚れが発生する物を投げた時だけは素早く回収し掃除することにしました。
物を投げても過剰に反応しないようにする
娘が寂しくて物を投げている時は、投げることで親の注意を惹こうとしていたことに気が付きました。そのため、過剰に反応してしまうと娘の思うどおりになってしまいます。
物を投げて親に注意されると、嫌な顔をしながらでもかまってもらえたとどこかで喜んでいるのでしょう。これでは歪んだコミュニケーションをとることになってしまいます。
そうならないためにも、子どもが物を投げても過剰に反応しないようにしました。そして、すぐに拾わなくても大丈夫な物はそのまま無視してしまうことをおすすめします。
代わりに子どもと一緒に遊ぶ時間を増やして遊びに集中したり、たくさん絵本を読んであげることにしてみましょう。物を投げても親が反応しなくなりかまってもらえると、段々と投げなくなっていくものです。
最後に
今回は、気に入らないと物を投げる娘の対処法について紹介してきました。物を投げるといっても、そうしてしまう理由は1つではないことが分かりました。
自分の子どもが物を投げて困っている人は、どういう時に子どもが物を投げているのかを一旦観察してみることをおすすめします。そうすれば、その子自身に合った対処法を発見することができるのではないでしょうか。