小学3年生の男の子と5歳の男の子を子育て中の30代前半の女性ハンカチさん
年中さんの次男ですが、見た目は気の強そうな(実際強い)ワンパク男の子。外遊びも大好きでしっかり走り回ったり、戦いもします。だけど、ピンク大好きです。可愛い物が大好きなのです。
お子様セットなど、男女が選べる物は、迷わず女の子を選びます。スカートを履きたいとかリボンを付けたいという気持ちは無いようです。おもちゃや持ち物になると可愛い物がすきなのです。特にユニコーンカラーやキラキラした物が好きです。
しかも、ただのキラキラではなく、夢かわいい淡く繊細なキラキラが好きなのです。バックを持つのも大好きで、中にはハンカチ、ティッシュ、お気に入りの物を入れてお出かけしていました。私はそんな息子が、可愛くて好きでした。可愛い物を見つけた時の嬉しそうなキラキラした目も好きでした。
そんな息子を見て、ママ友達との会話で「女子力高いね」という話になりました。特に悪意もなく、よく息子の女子力の高さが話題になっていました。見た目とのギャップもあり、目に入ったのでしょう。
こちらからすると何気ない会話でしたが息子はそれを聞いていたようで、ある日「女子じゃないから」と、お子様セットで集めたグッズを全て捨てると言い出したのです。びっくりして止めましたが「これ女子だし。僕、女子じゃないから捨てる。」と、結局捨ててしまいました。
それからも敏感に女子という言葉に反応し、ピンクや女の子っぽい物を選ばなくなりました。一時的なブームが去ったのか、我慢しているのかは分かりませんでしたが、どんな気持ちで捨てたのかと思うと胸が苦しくなります。
恥ずかしいという気持ちが出てきた成長かもしれませんが、こういった形になってしまった事を反省しました。子供は親の話をよく聞いています。ママ友との会話を聞いて、悪口を言われていると思ったのか。バカにされたと思ったのか。発言や会話には気を付けないといけません。
その後も可愛い物が好きそうな様子でしたが、異常に女子という言葉や女の子っぽい物を拒絶していたので「女子って悪い言葉じゃないんだよ。お友達にも女の子いるでしょ?女子だよ?悪い?」「ピンクは女の子の色って決まってないから好きだったら好きで良いんだよ」と話してみると、何となく理解した様子でした。
それからは、再びピンクも可愛い物も選ぶようになったし、男の子っぽい物も選ぶようになりました。元々仮面ライダーなども好きだったので一時的な可愛いピンクブームだったのだと思います。
長男は学校で「ホットケーキが好き!ジャニーズの〇〇が好き!」と言い、女子と言われたそうですが、特に気にならないと言っていました。年齢なのか、性格なのか。兄弟でもとらえ方や感じ方が全く違います。
これからも、好きな物やこだわりが出てくると思います。「好き」がある事は素敵な事だと思うので、これからも好きな物は好きでいて欲しいです。子供同士で冷やかされる事もあると思いますが、親がその好きという気持ちを守ってあげたいです。