小学3年生の男の子と5歳の男の子を子育て中の30代前半の女性ハンカチさん
我が家の次男は工作やお絵かきが大好きです。幼稚園に入園する前にはハサミに興味を持っていて、自宅で一緒に工作をしていました。
この時期はハサミを使う時、必ず親が付いていないといけなかったので大変でしたが今となっては付き合って良かったと思えます。
3歳頃に偶然テレビで見た工作番組に心奪われ、更に工作好きになりました。一時的なブームかと思いましたが年中さんになった今も毎日工作しています。
気分が乗ってくると、アイディアがどんどん出てくるみたいで「ひらめき~!!」と可愛いポーズを見せてくれます。
どんどんひらめいて作品を作って欲しいのですが、困った事がいくつかありました。
1.お片付け
工作を始めると夢中になって、作り終える頃には周りは切りくずなどのゴミだらけです。作り終えると、作品が出来た興奮と達成感で、散らかしたままでした。
工作ブームに火が付いた当初は3歳頃です。「片づけてね!」「ごみ捨ててね!」と言っても片づけません。目の前のゴミ1つをゴミ箱に入れる程度でした。
ペンや紙などが散乱し、ハサミが床にポイッと落ちている時もありました。長男が片づけが苦手で小学校に上がった頃苦労したので、次男は長期戦で行こうと思いました。
ハサミを使い出した時のように、その時は面倒くさかったりするけど、きっと後で良かったと思える!と自分を信じてみました。
「片づけてね!」という言葉は、3歳児には曖昧な言葉なのだろうと思いました。具体的に伝える事で出来るようになるのでは?と感じたので実践してみました。
工作をする上で一番危険なのがハサミです。ハサミの使い方や、使用している時の危険は次男もこの頃は分かっていたようですが、使用後はどこにでも置いていました。
「ハサミは使うときも気を付けないといけないけど、使い終わったあとも、きちんと元の場所に片づけてあげないと危ないよ。パパ、ママ、お兄ちゃんも怪我しちゃうよ」と、工作する度にお話ししました。
ハサミの定位置を決め、ハサミを使用した後は、刃を閉じて、定位置にしまうという事を工作のお約束にしました。
お片付けが嫌で泣いている時でも、ハサミだけはきちんと片づけるようにしました。本当に危ないのでハサミの片づけだけは何としても覚えて欲しかったです。
ハサミが出来るようになったら、クレヨンやペンのお片付けです。クレヨンは片づけやすいようであまり苦労しませんでしたが、工作好きの次男はペンを数種類持っています。
購入時に入っているケースは子供では片づけにくいようで、家にある箱や缶で種類別に鉛筆立てにすると片づけも上手くいくようになりました。
お土産などで貰った可愛い箱や缶を使ったので、片づけを促すときも「○○の缶にペン入れてね」と言うだけで伝わるようになります。
「ペン片づけてね」では動かないのに、具体的に言う事で動いてくれます。折り紙やシールも同様にしました。子供が片づけやすい入れ物を用意するのは効果的でした。
道具関係が片づけれるようになったら、あとはゴミです。親から見ると、ゴミと工作品の区別がつかない物も多いです。
毎回聞くのも大変なので「ゴミと思う物をゴミ箱に入れて」と言うと、ある程度片付きます。完璧は無理なので、その後は一緒に片づけます。
本当は、工作しながらゴミを捨てて欲しいのですが集中すると難しいようで、今のところ最後にまとめて捨てています。
毎日のように工作をするので、小さいですが工作用のテーブルを用意して、道具や材料を置いて息子がひらめいたらすぐ使えて、片づけやすいような空間を作っています。
今は、工作後、床に物が落ちていない状態を目標にしています。
2.工作の材料と出来上がった工作の保管が大変
当初は折り紙などで工作していましたが工作番組の影響で色々な材料を使いたがるようになりました。お菓子の箱や食品トレー、ラップの芯など使えそうな物は何でも次男が回収します。
テレビと同じ材料が揃えば良いのですが「絵具使いたい」と急に言われても無理です。テレビはテレビの世界で特別と分かってもらうのが大変でした。
「家にある物で自分で考えて作れるの人が、本当に工作が上手な人だよ」という兄の言葉が効いたみたいで、無理を言う事は減ってきました。
出来上がった作品は大きな紙袋に入れて保管していたのですが、毎日作るので保管が難しくなりました。半分以上が、作って満足の物のようでしたので、思い切って捨てています。
どうしても捨てたくない工作品だけ残しています。それも時間が経って聞いてみると案外あっさり「捨てていいよ」と言います。
作るのが楽しいみたいで、出来上がった作品には親が思っている程執着が無いようで助かりました。
お片付けは長い目で
飽きずにずっと続いている工作。工作のレベルもどんどんあがってきています。片づけさえしてくれればたくさん作って欲しいです。
今でも、完璧に片づける事は出来ませんが当初に比べると、自分の意思でゴミを捨てたり、道具を片づけたり出来るようになってきているので、長い目で見ていこうと思います。
長男の時は片づけられなくて悩んだのに、次男になると長い目で見れるので不思議です。