1歳10ヶ月の女の子を子育て中の30代前半の女性M.Mさん
うちの娘は気に入らないことがあるとたたく時があります。どんな時かというと、たいていは父親が気に入らない行動をとった際に父親をたたいてしまうのです。
家の中だけでやっている分にはまだ良いのですが、このまま幼稚園に通うようになった時に他の子供にも暴力をふるってしまうのではないかと心配になってしまいました。
ちなみに娘は母親である私には暴力をふるってこないので、単純に父親と娘の相性が少し悪いだけなのかもしれません。
しかし、気に入らない時にたたくのが彼女の普通になってしまっては困るので、娘が父親をたたいた時にそのつど言葉かけをするようにしてみました。
娘が父親をたたく理由
父親は娘が嫌がっているのに抱っこしようとしたり、娘が読みたがっている本を無視して違う遊びをさせようとしたり、娘を自分のペースに合わさせようとしていることが多々ありました。
そんな時に娘は父親の顔をたたいていたのです。ひどい時などは絵本やおもちゃを思いっきり父親の顔にぶつけてしまったこともあります。
その様子があまりにも酷かったので、父親が原因だとしても娘の仕返しもやりすぎだと感じました。
娘が父親をたたいた時にした声かけ
1.痛いって言ってるよ
娘はまだ小さいので、たたいたことを叱っても理解できないでしょう。しかも、父親の態度が嫌なので反撃したのに自分が怒らてしまっては、たまったものではないはずです。
そこで、分からないかもしれないけれど、父親が痛がっていることだけは伝えておくことにしました。
娘が絵本の角で父親の顔を叩いた時などには「お父さん、痛いって言ってるよ。大丈夫かな?」と言うことにしました。
とにかく娘を責めるのではなく、父親が痛がっているという事実だけを伝えることにしたのです。
2.お父さん泣いちゃうよ
父親が痛がっていることを伝えてもピンときていないような時は、「お父さん、え~んって泣いちゃうよ」と言ってみました。
意外とこの言葉が一番娘にはこたえたようです。こう伝えると、父親に向かって「だいじょうぶ?」と心配している様子を見せるようになりました。
娘が父親に対してイライラした時に、父親をたたいて終わりにさせるのは今後の娘のことを考えると良くないと思っていました。
ですが、このように父親をたたいた後に後悔して「だいじょうぶ?」と心配そうな顔をしてくれるようになったので少し安心できたのです。
また、こういったやりとりを何回か繰り返していくうちに、自然と娘は父親をたたかなくなっていきました。
最後に
今回は、娘が父親に気に入らない態度をとられた時に父親をたたくことが増えてきたので、それを少しずつ落ち着けるためにしてきた声かけを2つ紹介しました。
もちろん、たたいてしまう娘も悪いのですが、父親にも娘のペースに合わせて遊んであげるようにお願いしています。そもそもが、娘のペースを無視して自分のペースを押し付けてしまう父親が原因なのです。
何か問題が起こるたびに静観しているのではなく、早めに対処してしまえば自分にとっても負担にならないことが分かりました。やはり、娘が父親を思いっきり叩いている所を見るのは気分が悪かったからです。
今回のことで家族仲良く過ごしていくためには、日頃の声かけなどのコミュニケーションが大事なのだと気づきました。