1歳の女の子を子育て中の30代後半の女性みさきさん
私は、初めての子育てでしかも、今まで自分が小さな子どもを見てきた経験もなく、親も近くに居ないために、子育てに関して何もわからないまま手探り状態で今に至ります。
きっと、教育に関しての知識があったり、頼れる先輩ママさんや親が近くにいてくれればもっとスムーズな子育てができるのだろうなと思うのですが、なかなかうまくいかない子育てに悩むことも多い毎日です。
それでも、毎日の子どもの様子を見ながら、少しずつ自分の気持ちを表現できるようになってきている子どもの姿を見ていると、「私が子どもと一緒に生活してきて、こんなこともできるようになったんだなー。」としみじみ感動することもあります。
私が体験したことで、一番今思うことは、「何かをする前には声かけをする」ということです。
赤ちゃんの時から、まだ言葉がわからないまま子どもとの生活で、自分の家事もこなしつつ育児もするとなるとバタバタな毎日です。
洗濯物を干したあと、子どものおむつを変えて着替えさそうなどと、自分の中でスケジュールを立てながら行動することもあります。
そんなとき、自分のスケジュールを立てているのに、子どもが着替えを嫌がったり、自分の思う通りに動いてくれないと、「なんで、言うことを聞いてくれないの?!」と疲れてしまうこともあります。
ですが、よく考えると、私のスケジュールは自分が頭の中で考えているもので、それを子どもに伝えていなかったなと振り返ると思うのです。
大人でも、事前に何も聞いていないのに、一人で遊んでいて急に「さあ着替えよう」言われてもびっくりしてしまいます。
子どもはまだまだ言葉を理解できていないから、という理由で何も声かけをせずに、何かを始めるというのは、子どもにとって心構えが出来ていないことを急にすることになるので、嫌がることもあるのが当然かなと思います。
なので、最近は、子どもの用事をしたいときには、「お母さんの洗い物が終わったら、おむつを変えて着替えようね」等という風に、子どもにこれからのスケジュールを伝えるようにしています。
また、おもちゃを片付けて出掛けたいときも、私がおもちゃを片付けるのではなく、「おもちゃをこの袋の中に入れてね。入れ終わったら、おもちゃにバイバイして出掛けようか。」と子ども自身にこれからの行動の心構えをさせてみようと思うようになりました。
まだまだ、こちらが伝えても、子どもの気持ちが乗り気でないと、嫌がられたり逃げられたりするのですが、親の都合に合わせるのではなくある程度子どもの気持ちを考えながら行動をすることでお互いにモヤモヤが少なくなるのではないかと思います。
大人同士でのやり取りでも声かけというのは大事ですし、子どもとのやり取りの中でも、声かけというのが大事なんだなと最近は思うようになり、今までは自分の頭で考えて言葉に出さなかったことを、子どもに伝えるために言葉にして話していくようにしています。